一定期間更新がないため広告を表示しています
ネット解禁でも「投票に行かない」という若者のつぶやき(産経新聞)
- 2010.06.04 Friday
- -
- 16:00
- comments(0)
- trackbacks(0)
- -
- -
- by 7bzattso7f
夏の参院選からインターネットを使った選挙運動を解禁することで与野党が合意した。当面は、ホームページとブログだけだが、本格的な「ネット選挙」に向け、一歩を記すことになりそうだ。
ネット上で、ネット選挙のこれからについて議論を戦わせる「動画付きの討論会」が開催されていたので視聴した。
ネットを使った政治活動の専門家に加え、みんなの党の衆院議員、柿沢未途氏も登場して、ネット解禁に至る与野党協議の内容などについて議論していた。
「ネット解禁推進派」の論客たちがやり玉に挙げていたのが、簡易型投稿サイト「ツイッター」の解禁が、今回の与野党合意で見送られたことだ。
「いろいろ理由はあったんです」。攻め込まれて神妙に答弁する柿沢氏。同じ政治家とはいっても、世代や個人差でネットへの親和度が違うことや、なりすまし、誹謗(ひぼう)中傷が問題視されたことを説明した。
そこで、ネット解禁の与野党協議で「座長」を務めた民主党の桜井充参院議員の話題になった。
「結構、大きかったんですよ、桜井さんの発言は」
柿沢氏が指摘したのは、桜井氏が「自分でツイッターをやろうとしたら、すでに、自分になりすましてツイッターをしている人がいた」という逸話だ。
柿沢氏の口ぶりからいって、桜井座長のこの発言が、与野党協議で「ツイッター解禁見送り」の流れを決めたということらしい。
「まだ早い」。そんな空気がツイッターを退けた。解禁に積極的だった民主党も、政権与党になれば変わってしまう例だ。
座談会に出席していた専門家たちからは、「ツイッターがないのは意味がない」と手厳しい意見もでたが、柿沢氏のいうように「100歩のうちの1歩」ということだろう。
実は、このネット上の討論会には、気になる部分があった。
「前座」と称して登場した大学院生たちの笑顔付きの「つぶやき」だ。
ネット選挙解禁に関する討論会に参加する大学院生が、ネット解禁について語るという部分だったが、そこでこんなやりとりがあった。
「1票入れても、意味があるのかと思う」
「確かにそう思う時ありますよね、ぶっちゃけた話」
「じゃあ、ネット選挙が解禁されても、選挙には行かないんです か」
「信念持って(投票には)行かないですね」
「まあ、ネット選挙で魅力的な政治家が見つかれば…」
大学院でメディア論や、ジャーナリズム論を学んでいるという学生だが、マイクを握って「投票には行かない」と公言する姿が、ネットの現状をあぶり出しているように感じた。
出席していたネット専門家の一人も同じ印象だったのだろう。
「選挙では、候補者が、何を考え、何をしてきたか、という情報が少ない。なのに投票にいかなくてはいけないことが続いてきた。せっかく、ネットというツールがあるにもかかわらず、使われてこなかった。今回の参院選は、制約はあるが、候補者が何を考え、何をしようとしているのかを有権者がネットを通じて取ることができる。ただ、今回のネット解禁は、大きな一歩にすべきだと思う。どんなに情報出しても有権者がネットをみないで投票に行けば、ネット解禁には意味がない」
熱くネット解禁の必要性を語った上で、調子を変えて、こう言った。
「僕は選挙に行きませんなんて、マイクを持って大声でいうようなやつは、日本から出ていけ、と言いたい」
延々と小さなパソコン画面でネット動画をみることになり、すっかり辟易(へきえき)していた私も、この一言で目が覚めた。(金子聡)
【関連記事】
・ 参院選のネット戦術 千葉「街頭演説を動画で紹介」
・ ネット選挙運動、参院選から解禁で最終合意
・ ネット選挙、夏の参院選からの解禁で最終合意
・ ネット選挙運動の一部解禁 若者投票率アップに期待
・ ネット選挙運動 なぜツイッターはダメなの?
・ iPadが上陸
・ 「それが団体の見解だ」あくまで傷害の認識を否認するベスーン被告にいらだつ検察官 SS元船長第3回公判(産経新聞)
・ 「今後も県外移設の努力必要」 普天間移設で首相(産経新聞)
・ 本編冒頭の38分間や初日舞台挨拶をUstreamで配信――映画「RAILWAYS」(Business Media 誠)
・ 感染力強く、治りにくい新型水虫 頭や顔、体にできるのが特徴(J-CASTニュース)
・ 会話優しく中身は厳しい…船橋市債権回収チーム(読売新聞)
ネット上で、ネット選挙のこれからについて議論を戦わせる「動画付きの討論会」が開催されていたので視聴した。
ネットを使った政治活動の専門家に加え、みんなの党の衆院議員、柿沢未途氏も登場して、ネット解禁に至る与野党協議の内容などについて議論していた。
「ネット解禁推進派」の論客たちがやり玉に挙げていたのが、簡易型投稿サイト「ツイッター」の解禁が、今回の与野党合意で見送られたことだ。
「いろいろ理由はあったんです」。攻め込まれて神妙に答弁する柿沢氏。同じ政治家とはいっても、世代や個人差でネットへの親和度が違うことや、なりすまし、誹謗(ひぼう)中傷が問題視されたことを説明した。
そこで、ネット解禁の与野党協議で「座長」を務めた民主党の桜井充参院議員の話題になった。
「結構、大きかったんですよ、桜井さんの発言は」
柿沢氏が指摘したのは、桜井氏が「自分でツイッターをやろうとしたら、すでに、自分になりすましてツイッターをしている人がいた」という逸話だ。
柿沢氏の口ぶりからいって、桜井座長のこの発言が、与野党協議で「ツイッター解禁見送り」の流れを決めたということらしい。
「まだ早い」。そんな空気がツイッターを退けた。解禁に積極的だった民主党も、政権与党になれば変わってしまう例だ。
座談会に出席していた専門家たちからは、「ツイッターがないのは意味がない」と手厳しい意見もでたが、柿沢氏のいうように「100歩のうちの1歩」ということだろう。
実は、このネット上の討論会には、気になる部分があった。
「前座」と称して登場した大学院生たちの笑顔付きの「つぶやき」だ。
ネット選挙解禁に関する討論会に参加する大学院生が、ネット解禁について語るという部分だったが、そこでこんなやりとりがあった。
「1票入れても、意味があるのかと思う」
「確かにそう思う時ありますよね、ぶっちゃけた話」
「じゃあ、ネット選挙が解禁されても、選挙には行かないんです か」
「信念持って(投票には)行かないですね」
「まあ、ネット選挙で魅力的な政治家が見つかれば…」
大学院でメディア論や、ジャーナリズム論を学んでいるという学生だが、マイクを握って「投票には行かない」と公言する姿が、ネットの現状をあぶり出しているように感じた。
出席していたネット専門家の一人も同じ印象だったのだろう。
「選挙では、候補者が、何を考え、何をしてきたか、という情報が少ない。なのに投票にいかなくてはいけないことが続いてきた。せっかく、ネットというツールがあるにもかかわらず、使われてこなかった。今回の参院選は、制約はあるが、候補者が何を考え、何をしようとしているのかを有権者がネットを通じて取ることができる。ただ、今回のネット解禁は、大きな一歩にすべきだと思う。どんなに情報出しても有権者がネットをみないで投票に行けば、ネット解禁には意味がない」
熱くネット解禁の必要性を語った上で、調子を変えて、こう言った。
「僕は選挙に行きませんなんて、マイクを持って大声でいうようなやつは、日本から出ていけ、と言いたい」
延々と小さなパソコン画面でネット動画をみることになり、すっかり辟易(へきえき)していた私も、この一言で目が覚めた。(金子聡)
【関連記事】
・ 参院選のネット戦術 千葉「街頭演説を動画で紹介」
・ ネット選挙運動、参院選から解禁で最終合意
・ ネット選挙、夏の参院選からの解禁で最終合意
・ ネット選挙運動の一部解禁 若者投票率アップに期待
・ ネット選挙運動 なぜツイッターはダメなの?
・ iPadが上陸
・ 「それが団体の見解だ」あくまで傷害の認識を否認するベスーン被告にいらだつ検察官 SS元船長第3回公判(産経新聞)
・ 「今後も県外移設の努力必要」 普天間移設で首相(産経新聞)
・ 本編冒頭の38分間や初日舞台挨拶をUstreamで配信――映画「RAILWAYS」(Business Media 誠)
・ 感染力強く、治りにくい新型水虫 頭や顔、体にできるのが特徴(J-CASTニュース)
・ 会話優しく中身は厳しい…船橋市債権回収チーム(読売新聞)
- コメント
- コメントする
- この記事のトラックバックURL
- トラックバック
- calendar
-
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
- sponsored links
- selected entries
-
- ネット解禁でも「投票に行かない」という若者のつぶやき(産経新聞) (06/04)
- archives
-
- June 2010 (3)
- May 2010 (3)
- April 2010 (7)
- March 2010 (1)
- recent comment
-
- 球場・図書館・資料館…施設閉鎖相次ぐ宮崎(読売新聞)
⇒ みっくみく (08/28) - 球場・図書館・資料館…施設閉鎖相次ぐ宮崎(読売新聞)
⇒ にゃん子 (06/03) - 球場・図書館・資料館…施設閉鎖相次ぐ宮崎(読売新聞)
⇒ 桃医 (01/11) - 球場・図書館・資料館…施設閉鎖相次ぐ宮崎(読売新聞)
⇒ オリンキー (01/04) - 球場・図書館・資料館…施設閉鎖相次ぐ宮崎(読売新聞)
⇒ サキューン (12/30) - 球場・図書館・資料館…施設閉鎖相次ぐ宮崎(読売新聞)
⇒ こういち (12/25) - 球場・図書館・資料館…施設閉鎖相次ぐ宮崎(読売新聞)
⇒ まろまゆ (12/21) - 球場・図書館・資料館…施設閉鎖相次ぐ宮崎(読売新聞)
⇒ モグモグ (12/17) - 球場・図書館・資料館…施設閉鎖相次ぐ宮崎(読売新聞)
⇒ 夜沢課長 (12/09) - 球場・図書館・資料館…施設閉鎖相次ぐ宮崎(読売新聞)
⇒ ポロネーゼ (12/04)
- 球場・図書館・資料館…施設閉鎖相次ぐ宮崎(読売新聞)
- links
- profile
- search this site.
- mobile